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院長コラム『Dr.原口のご存じですか?』

“消したい傷あと” 形成外科的にすすめる傷あとの修正~ケロイドについて~

できた傷あとは、きちんと診断してもらうことが必要!
ケロイドの治療はとても注意を要するものです。
ケガや手術によってできた傷あとを見て、「ケロイドになった」と思い込んでしまう人や、医師が簡単にケロイドと判断してしまうことも少なくありません。しかし実際には医学的な意味でのケロイドではなく、多くの場合が『肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)』という瘢痕ができたものです。肥厚性瘢痕は、修正手術によって目立たないようにすることが可能です。
一方、今回のテーマである『ケロイド』は、肥厚性瘢痕と比較しても治療が難しいものです。再発率が高いこともあり、治療には特に注意を要します。

ケロイドとはどんな症状?
微小な外傷を原因として瘢痕組織が広がっていくことが、ケロイドの大きな特徴です。ケロイドは隆起しながら広がっていきます。

◆特徴的なケロイドの症例

  • ピアスの痕が盛り上がる。
  • 胸にできた吹き出物の痕が、蝶のような形に広がって目立つ。
  • 肩の予防注射の痕が赤く盛り上がる。
  • 胸や腹部の手術痕が盛り上がり、痛痒い。

◆発症しやすい部位
顔面では目頭や耳。躯幹では肩や前胸部、下腹部や関節部など。
◇改善までにかかる期間
状態が落ち着くまでに、数年~数十年かかることもしばしば。
放置したことで状態が悪化する場合もあります。

◆起こりうるトラブル
掻き壊したり潰瘍になったケースもあります。難治で悪性変化を起こす場合もあり、適切な治療を必要とします。

ケロイドと違う肥厚性瘢痕とはどんな症状?
やや盛り上がった形状で光沢があり、目立ちます。ケロイドと似ていますが、肥厚性瘢痕はケロイドとは異なるものです。光沢感は残るもののやがて赤みが引き、拡大せずに徐々に平坦かつ軟化していきます。

保存的 or 外科的
ケロイドの治療はどのように行う?!
ケロイドの治療法には、「保存的治療法」と「外科的治療法」があります。また、この大別された2つの治療法のなかにも、それぞれ数種類の治療法が存在します。現在の医学では、この各種の治療法から個人の体質やケロイドの状態等に基づいて医師が治療法を判断し、複数の療法を組み合わせるなどして治療を進めていきます。言い換えれば、唯一絶対の治療法があるわけではないということです。この点からも、ケロイドの治療は専門の医師に相談し、専門医が採択した的確な方法で治療に取り組んでいくことが大切といえます。

ケロイド治療法~その1 保存的治療法~
保存的治療は長期の治療時間を要します。サイズの縮小はできません。

◆ケロイドの部分をスポンジ・シリコンシート等で圧迫して平坦化させる圧迫療法(物理的治療)
近ごろは、粘着性のあるシリコンジェルシートが治療に用いられています。

◆ステロイド軟膏療法やステロイド含有テープによる密封療法、ステロイドの局所注射療法(薬物療法)
内服薬として、アレルギーの治療に用いられるトラニラストという薬が有効な場合もあります。

◆その他、軟X線・電子線を用いた照射療法
など。

ケロイド治療法~その2 外科的治療法~
再発の可能性が高いこと、外科手術の際の創がさらに新しいケロイドを形成する場合もあることなどから、外科的治療は慎重に行う必要があります。ケロイドのサイズ・形により適した手術法を採択。

◆縫縮術

◆植皮術

症状に応じて保存的治療法と外科的治療法を組み合わせることが大切です。

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