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院長コラム『Dr.原口のご存じですか?』

皮膚にできる腫瘍いろいろ Part.1 「粉瘤」

ずっとある"おでき""しこり"に注意
皮膚の腫瘍の場合もあります!
いつできたのかは分からないけれど、ずいぶん前から"おでき"ができっ放し。じきに治るだろうと放っておいた"しこり"が、最近になって目立ってきた。こんな皮膚の異常に気づいたことはありませんか?
このような皮膚の状態が続く場合、「紛瘤(ふんりゅう)」と呼ばれる皮膚腫瘍を患っていることが考えられます。紛瘤は厳密には「皮膚嚢腫」と言われ、袋状に形成される腫瘍を指します。

紛瘤とは、どんな状態になるもの?
化膿していないときは、境界がわりとはっきり見える状態で膨らんでいます。つぶそうとしたり、つまんだりすると、銀杏のような悪臭のするペースト状の物質が出ます。脂肪のかたまりや脂肪のおできと思われがちですが、正確には脂肪ではなく"皮膚"のおできです。

紛瘤ができる原因は?
一般的には、毛穴が狭くなったり、ふさがったりすることが紛瘤の原因となります。また皮膚が傷つく際、皮膚への表皮・異物の混入によって袋状のものが形成され、これが紛瘤の原因となる場合もあります。

体のなかで紛瘤のできやすい場所は?
紛瘤のできやすい場所は、頭部・眉毛・耳垂および耳の周囲・頬・背中・臀部などです。ピアスの跡にできる人や、ワキガ手術のあとにできる人も多く、小さな外傷を原因として手のひらや足底にできる人もいます。紛瘤は"皮膚のおでき"なので、皮膚のあるところ、つまり全身にできる可能性があるものとも言えます。

肥大・化膿など、悪化することも
再発させない根治療が必要です!
多くの紛瘤は、ほぼ無症状のまま経過します。しかし残念なことに、そうではない場合もあります。鶏の卵やこぶしの大きさくらいまで大きくなったり、臀部など脂肪の多く柔らかい部位ではさらに大きくなったり。またひどい場合には、化膿して痛み・発熱を伴って赤く腫れあがり、膿を出すケースもあります。 紛瘤ができたら、経過をよく見ながら状態にあった治療を受けることが必要です。清潔にして毛穴がつまらないようにする、脂っこい食事を抑えるなど、日常生活における管理も心がけるようにしてください。

紛瘤の治療法
症状の悪化した紛瘤には、薬物療法や創治療で対処する必要があります。嚢が破れて膿が出ている場合、膿が止まるまで嚢に小さいガーゼを押し込み、毎日消毒とガーゼ交換を行うことになります。

紛瘤は完治する?
悪化して膿が出ていた紛瘤を、状態が改善するまで治療したとします。しかし状態は良くなっても、嚢を残した保存的治療では、完治したとは言えません。
一旦症状が落ち着くと治療をやめてしまう人もいますが、根本を治さなければ完治はありません。化膿を繰り返すことや、さらに瘢痕を形成してしまう場合もあります。最も悪いケースでは、悪性化(癌化)の報告もあります。

根本的な治療法は、外科的に切除摘出し、嚢を残さないことです。
化膿していなければ、嚢の境界ははっきりしています。そのため時間をかけず比較的容易に、そしてきれいに切除することが可能です。

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