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院長コラム『Dr.原口のご存じですか?』

皮膚にできる腫瘍いろいろ Part.2 「ほくろ」

ほくろは色素性母斑という皮膚腫瘍のひとつ。
正しい知識を持って、安全につきあって!

チャームポイントに思ったり、人相占いのタネにしたり。私たちは、自分の身体にできた『ほくろ(黒子)』といろいろな場面で向き合います。しかし、自分自身で気に入っているものであればいいけれど、できた場所や大きさなどで悩んだり、あるいは中には健康を害するものである場合もあります。あまり不用意に触りすぎるのも、ちょっと怖いものなのです。まずはほくろの特長をを知り、日々の状態の変化に気を配ってみることも大事ですよ。

ほくろの正体は何?
ほくろは、皮膚の浅い部分(表皮)にメラノサイトという母斑細胞が増えるためにできるものです。さらに細かく分類すれば、以下の3種類に分けられます。

  • 境界部型ほくろ
    母斑細胞が表皮に留まったもの。
  • 複合型ほくろ
    母斑細胞の一部が、表皮だけでなく皮膚の深い部分(真皮)にまで広がったもの。
  • 真皮内型ほくろ
    母斑細胞が真皮内にのみ存在するもの。

ほくろの数は変わる?
ほくろには生まれつきのものもありますが、実際には成長に従って後からできたものの方が多い、という研究結果が出ています。一般には、0歳から19歳へと年齢が上がるに従って増えていき、20~39歳の年齢層でピークに到達。ピーク時に顔面にできたほくろを数えると、直径2mm以上のものが平均6、7個、多い人で15個という報告もあります。

ほくろにできやすい場所はある?
部位別にほくろの多い場所を調べていくと、多い場所から順に、
1) 顔面、2)頚部、3)上肢、4)体幹、5)下肢
と並びます。逆に、少ない場所には手掌、足底などの部位があげられます。以上の結果から推察されるのが、ほくろは露出している部位に多くでき、露出の少ない部位にはあまりできないということ。このような研究から、肌の露出部分に当たる紫外線が、ほくろの発生に影響を与えると考えられるようになりました。

レーザー治療から外科的治療まで。
ほくろ治療は日々前進しています!

ほくろの治療では、レーザー治療から外科的治療までさまざまな治療法が採用されています。そして近年、特に技術革新が進んでいるのがレーザー治療法です。Qルビーレーザーやアレキサンドライトレーザーが主流に用いられ、これらのレーザーは主に、平坦で色素の浅いほくろを対象とする治療に高い効果を発揮しています。

  • 保存的治療法
    レーザー、電気メス、炭酸ガスレーザー
  • 外科的治療法
    くり抜き、縫縮術、皮弁法、植皮術

レーザー治療の長所と短所

  • (+)プラスポイント
    比較的軽い手術法で、傷あとを残さずに治療できます。また、効果がなければ他の治療に移行できます。
  • (-)マイナスポイント
    1回の治療で終わるケースは少なく、数回のレーザー照射を要します。そのため、治療期間が長くかかることがあります。

レーザー治療の長所と短所
症状の悪化した紛瘤には、薬物療法や創治療で対処する必要があります。嚢が破れて膿が出ている場合、膿が止まるまで嚢に小さいガーゼを押し込み、毎日消毒とガーゼ交換を行うことになります。

ほくろの外科的治療について
 ほくろの外科的治療では、その形や大きさに合わせて色素部分をくり抜き、そのまま傷がふさがるように処置します。この方法は、鼻やまぶた部分においては傷あとを目立たせません。しかし他の部位では、にきび痕に似た陥凹を残すことがあります。 陥凹痕を予防するためには─。

  1. 色素をくり抜いた後、縫合する。
  2. 皮膚のしわにあわせて切除・縫合する。
  3. 大きなほくろの治療や、そのまま取ると変形が見込まれる場合は、皮弁法や植皮術を行う。

などの処置が必要となります。

レーザー治療の注意点 

  • 色素が深いタイプのほくろでは、色素の完全除去は容易ではありません。瘢痕を形成してしまう場合もあります。
  • 盛り上がったほくろの治療では、電気メス治療の他、炭酸ガスレーザーを使うこともあります。この場合、強く処置すると陥凹を残すこともあるため、ある程度の治療経験が必要です。

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