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院長コラム『Dr.原口のご存じですか?』

皮膚にできる腫瘍いろいろ Part.3 「変化するほくろ」

形状や色、大きさなど、
見た目にも分かるほくろの変化に気をつけて

ほくろに関する話で、ちまたでよく聞こえてくるものに「ほくろがガンになる」というものがあります。ちょっと怖い話ですが、これは本当のことなのでしょうか?代表的なこの話を含め、ほくろの形状や色、性質などの変化・変質について、今回はご紹介してみましょう。

Q.ほくろがガンになるというのは本当ですか?
A.医学界でも意見が分かれ、結論は出ていません。
生まれつきあった大き目の先天性色素性母斑が、高い確率で悪性変化することは認められています。逆に、生まれつきにはなかった後天性のほくろが悪性変化することは、少ないと考えられるようになりました。
近年の考え方では、基底層とよばれる皮膚の浅い部分にある表皮メラノサイトがガン化する、という説が広く浸透。皮膚のガンとほくろ(色素細胞母斑)とは無関係、と考える医師が多くなっています。ほくろは、皮膚の浅い部分(表皮)にメラノサイトという母斑細胞が増えるためにできるものです。さらに細かく分類すれば、以下の3種類に分けられます。

『ほくろのガン』と例えられる黒色腫 メラノーマとは?
黒色腫 メラノーマは、普通のほくろとは形状が異なります。見た目にも分かるポイントを次に挙げるので、ご自身の気になるほくろをチェックしてみてください。

  • 左右非対称。色が染み出したような不規則な形状をしている。
  • 大きさが6mm以上ある。(10mm以上の場合もあり。)
  • ほくろに色ムラがある。色調が均一でない。

メラノーマにはできやすい場所がある!
メラノーマには、その発生を招く2つの要因があります。一般に多いものは紫外線によるもの、もうひとつは荷重や慢性的な刺激によるものです。

  • 紫外線
    子供のころに強い日焼けをした/バカンス等で強い日焼けをした/色白で日焼けしやすい体質、などの要因で発生。紫外線に当たる部分でメラノーマをつくります。
  • 荷重や慢性的な刺激
    通常はほくろの発生が少ない手掌・足底・指趾爪部などの部位で、荷重や慢性的な刺激を受けて発生。日本人の黒色腫の40%は、足底で確認されています。

ほくろが多いのは、健康に影響する?
ほくろが数十個以上あるなどの「ほくろの多い人」は、メラノーマの発生率も高まります。 定期的な診察を受けることをおすすめします。また疑わしいと判断された場合は、全摘生検(組織検査)で詳細に検査するようにしてください。

  • 悪性黒色腫(メラノーマ)の特徴 ABCD
    【A】 asymmetry(非対称)
    【B】 border irregularity(辺縁不整)
    【C】 color variability(色ムラ)
    【D】 diameter grater than 6.0mm(大きさ6mm以上)

『青いほくろ』があるけど大丈夫?
普通のほくろとは見た目にも違う『青いほくろ』。あまり多くはありませんが、時折は目にする機会もあることと思います。これは青色母斑と呼ばれるもので、皮膚の深い部分に位置する真皮に色素細胞(メラノサイト)が増殖して発現します。極めて稀に、悪性化することもあります。

外科的療法で行うメラノーマ治療
術後も定期的な診察でケア

メラノーマの治療は、その形や大きさに合わせて切除縫合する外科的療法をとります。切除の範囲は、それぞれの病態に応じて検討。場合によっては、皮弁法や植皮術が必要となるケースもあります。上述した青いほくろも、単純切除の外科手術で治療を行います。
ほくろ切除後は、定期的な経過観察を行い、再発防止に努めるなど健康に配慮したケアを続けることが大切です。

日本人の黒色腫の40%は足底
【治療法】まず全摘切除、組織診断。病態に応じて皮弁、植皮など。

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