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院長コラム『Dr.原口のご存じですか?』

皮膚にできる腫瘍いろいろ Part.4 「粉瘤・ほくろ以外の一般的な皮膚腫瘍~イボ~」

ただ“できるもの”と思いがちだけど、
イボはウィルス感染でできる皮膚腫瘍です!

私たちが俗にいう「イボ」は、皮膚腫瘍の一種。医学的には「疣贅(ゆうぜい)」と呼ばれているものです。発生にもきちんと原因があり、表皮が「ヒトパピローマウイルス」というウイルスに感染することによって表面がブツブツした皮膚腫瘍「乳頭腫」を形成し、イボとなります。形状等によりイボにも種類がありますが、ヒトパピローマウイルスへの感染が確認されたものであることが大きな判断基準となります。

できる部位、形状さまざま。 イボにも種類があります。

  • 尋常性疣贅
    最も多く見られ、一般的に言われるイボがこのタイプにあたり、少年~青年期の年齢によく見られます。四肢末梢でよく発生し、単発~多発までさまざま。エンドウ豆ぐらいの大きさまでなることもあり、手掌・足底に発生したものはあまり盛り上がりません。

  • 青年性扁平疣贅
    青年~成人期の年齢に多く見られるものです。四肢や顔面にでき、肌色~紅褐の色調となり正常の皮膚より少し盛り上がるのが特徴です。アズキ大くらいの円形~楕円形の形状のイボが集まって発生。引っ掻いたりしたために、線状に並んで見られる場合もあります。

  • 尖圭コンジローム
    性的に活発な時期の成人の外陰部・肛門周囲に見られるタイプ。肌色~褐色の色調で、多発することがあります。性病を疑い、悩む人も少なくありません。

  • ミルメシア
    別名 色素性疣贅と呼ばれるものです。四肢に見られることが多く、メラニン色素を含んでいるために、赤黒く比較的硬いドーム状の形状になります。

『ほくろのガン』と例えられる黒色腫 メラノーマとは?
黒色腫 メラノーマは、普通のほくろとは形状が異なります。見た目にも分かるポイントを次に挙げるので、ご自身の気になるほくろをチェックしてみてください。

  • 左右非対称。色が染み出したような不規則な形状をしている。
  • 大きさが6mm以上ある。(10mm以上の場合もあり。)
  • ほくろに色ムラがある。色調が均一でない。

メラノーマにはできやすい場所がある!
メラノーマには、その発生を招く2つの要因があります。一般に多いものは紫外線によるもの、もうひとつは荷重や慢性的な刺激によるものです。

  • 紫外線
    子供のころに強い日焼けをした/バカンス等で強い日焼けをした/色白で日焼けしやすい体質、などの要因で発生。紫外線に当たる部分でメラノーマをつくります。
  • 荷重や慢性的な刺激
    通常はほくろの発生が少ない手掌・足底・指趾爪部などの部位で、荷重や慢性的な刺激を受けて発生。日本人の黒色腫の40%は、足底で確認されています。

ほくろが多いのは、健康に影響する?
ほくろが数十個以上あるなどの「ほくろの多い人」は、メラノーマの発生率も高まります。 定期的な診察を受けることをおすすめします。また疑わしいと判断された場合は、全摘生検(組織検査)で詳細に検査するようにしてください。

  • 悪性黒色腫(メラノーマ)の特徴 ABCD
    【A】 asymmetry(非対称)
    【B】 border irregularity(辺縁不整)
    【C】 color variability(色ムラ)
    【D】 diameter grater than 6.0mm(大きさ6mm以上)

『青いほくろ』があるけど大丈夫?
普通のほくろとは見た目にも違う『青いほくろ』。あまり多くはありませんが、時折は目にする機会もあることと思います。これは青色母斑と呼ばれるもので、皮膚の深い部分に位置する真皮に色素細胞(メラノサイト)が増殖して発現します。極めて稀に、悪性化することもあります。

外科的療法で行うメラノーマ治療
術後も定期的な診察でケア

メラノーマの治療は、その形や大きさに合わせて切除縫合する外科的療法をとります。切除の範囲は、それぞれの病態に応じて検討。場合によっては、皮弁法や植皮術が必要となるケースもあります。上述した青いほくろも、単純切除の外科手術で治療を行います。
ほくろ切除後は、定期的な経過観察を行い、再発防止に努めるなど健康に配慮したケアを続けることが大切です。

日本人の黒色腫の40%は足底
【治療法】まず全摘切除、組織診断。病態に応じて皮弁、植皮など。

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