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院長コラム『Dr.原口のご存じですか?』

若返り治療に使用される注入材料 Part2 ~ボトックス治療~

医療現場で活用されている薬剤「ボトックス」は美容外科でも効果を発揮します!
 若返り治療に使用される注入材料Part1でも取り上げたヒアルロン酸やコラーゲンのほかに、注入療法によく使用されている薬剤に「ボトックス」があります。ボトックスはボツリヌス菌が作り出す「ボツリヌストキシン」をもとにつくられた薬剤で、1989年にアメリカで眼瞼けいれんや斜視治療への使用が認められて以来、各国のさまざまな医療現場で使用されています。ボツリヌストキシンは神経毒素の一つで、神経から筋肉を動かす指令を伝える神経筋接合部に作用して、筋肉の働きを緩める働きがあります。アラガン社の「ボトックスビスタ」は品質と安全性が認められ、厚生労働省の認可を受けており、安心して治療を受けることができます。

筋肉の動きを抑え、表情の変化で刻まれるシワを治療します!
 ボトックスを注射すると、神経から筋肉を動かす指令をブロックして筋肉の働きが弱くなります。顔の筋肉の動きが鈍くなると、表情が変わるときの皮膚の動きが少なくなり、結果として表情によるシワ(表情シワ)を抑えることになります。この特性を生かしたシワの改善、若返り効果を目指した治療が「ボトックス治療」です。治療の性質から、筋肉の動きが原因でできる表情シワに有効で、眉間や目尻などの治療に用いられています。

ボトックス治療のチェックポイント

  1. 治療効果はどのくらい続きますか?
     治療効果は注入の2、3日後から発揮され、約2週間後には最大の効果になります。通常3~6カ月かけて徐々に効果が弱まり、効果がなくなったときには追加治療が必要になります
  2. 副作用はありますか?
     副作用としては治療部位の過度の筋力低下や、薬剤の拡散によって目的とする筋肉以外の筋力低下などが考えられます。これらの副作用は一時的なもので、ボトックスの効果が切れてくるにつれて自然に改善します。副作用を起こさないように細心の注意を払って施術が行われますので、安心して治療をお受けになれます。

     

    その他、「ボトックスビスタ」の項目にもQ&Aがありますので、ご参考にしていただければと思います。

シワ以外のボトックス治療
 シワ治療のほかにもボトックス治療が行われることがあります。代表的なものには多汗症治療があります。わきの下や手のひらなど多汗症を認めている部分に注射を行い、神経の働きをブロックして、発汗を抑えます。腋窩多汗症は1回の治療で28カ月、手掌多汗症は1回の治療で312カ月の効果が期待できます。
 そのほか、顔のエラ部分やふくらはぎの筋肉を委縮させて、小顔治療や足を細く見せる治療に使用されることがあります。

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