CO2(炭酸ガス)レーザー Esprit(JMEC社製)
水分に吸収されるレーザーで皮膚の止血、凝固、切開、組織蒸散に使用します。
皮膚科、形成外科領域では皮膚表面のできもの(いぼ、ほくろなど)の除去に使用されるほか、耳鼻科・婦人科・歯科などでも幅広く使用されています。
適応疾患
良性皮膚隆起性病変(脂漏性角化症、尋常性疣贅(いぼ)、母斑細胞母斑(ほくろ)など)
Q&A ~よくある質問と回答集~
- 治療の痛みはありますか?
- CO2レーザーの照射治療は無麻酔では痛みがやや強いため、局所麻酔薬の注射を行います。麻酔の痛みを最小にするため極力細い針をしていますので、麻酔の痛みはわずかです。
- 治療後の経過に気を付けることはありますか?
- 治療部位は軽いやけどのようになるため、かさぶたが自然に剥がれ落ちるまで軟膏を塗って絆創膏などで保護していただきます。また、かさぶたが取れた後の皮膚は紫外線に対して敏感になっていますので、日焼け止めやテープで紫外線対策をしていただいています。
- 合併症はありますか?
- 治療後の傷が目立たないものになるように極力浅く削るため、目では見えない程度にできものが残っていた場合に再発することがあります。再発した場合は小さなうちに再照射を行うことがあります。治療後の敏感な肌をこすったり、日焼けしたりすると炎症後色素沈着というシミのような色調が残ることがあります。